Katsuhiko hibino biography of albert einstein
日比野克彦
日比野 克彦(ひびの かつひこ、1958年8月31日 - )は、日本の現代美術家。東京芸術大学学長[1]。段ボールを使った作品で知られる[2]。
経歴
[編集]1958年岐阜県岐阜市生まれ。 岐阜大学教育学部附属中学校を卒業。岐阜県立加納高等学校を卒業[3]後、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科に進学(同級生にしりあがり寿がいた[4])。同大学に1年在学した後、東京芸術大学美術学部デザイン学科に再入学し、1982年に卒業。1984年、同大学大学院修士課程修了。1980年代に領域横断的、時代を映す作風で注目される。作品制作の他、身体を媒体に表現し、自己の可能性を追求し続ける。1986年シドニー・ビエンナーレ(英語版)、1995 年ヴェネチア・ビエンナーレに出品。
近年では、館内の展示室だけでなく、様々な地域の人々と共同制作を行いながら、受取り手の感受する力に焦点を当てたアートプロジェクトを展開し、社会で芸術が機能する仕組みを創出する。2003年大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレにて「明後日新聞社文化事業部」を設立、同時に「明後日朝顔プロジェクト」を開始。2005年 水戸芸術館「HIBINO EXPO」、2006年岐阜県美術館「HIBINO Polymer AND」、2007年金沢21世紀美術館「 ホーム→アンド←アウェー」方式、熊本市現代美術館「HIGO BY HIBINO」など個展を開催。
2012年「種は船~航海プロジェクト」を実施。2013年 瀬戸内国際芸術祭2013にて「海底探査船美術館プロジェクト・一昨日丸」を発表。同年・翌年(2013・14年)「六本木アートナイト」にてアーティスティックディレクターを務める。2010年より4年の1度のサッカーW杯年に合わせ、「マッチフラッグプロジェクト」を開始。2014年もブラジル大会への熱い想いを胸にワークショップを実施し、スタジアムをスポーツとアートの交流の場とした。1995年から1999年まで東京芸術大学美術学部デザイン学科助教授、1999年から2007年まで東京芸術大学美術学部先端芸術表現科助教授/准教授を経て2007年10月より教授、2016年より美術学部長に就任。現在、日本サッカー協会社会貢献委員長。
2015年4月1日より、岐阜県美術館の館長に就任した[5][6]。
2021年4月4日、東京オリンピック聖火リレーでJR岐阜駅前から走者を務めた。
2021年6月1日より、熊本市現代美術館の館長に就任することになった[7]。
2022年4月より6年の任期で東京芸術大学の学長を務める[8]。
2022年4月より、文化庁 障害者文化芸術活動推進有識者会議 委員(座長)に就任した。
2023年4月より、熊本市 文化顧問に就任した。
主な役職
[編集]主な受賞歴
[編集]- 1982年 第3回日本グラフィック展大賞
- 1983年 第1回日本イラストレーション展グランプリ
- 1983年 第30 回東京ディレクターズクラブADC 賞最高賞
- 1990年 IBA /インターナショナル ブロードキャスティングアワーズ
- 1990年 ディスプレイデザイン年賞’ 90 奨励賞
- 1990年 東京都屋外広告物優秀賞都知事賞
- 1999年 毎日デザイン賞グランプリ
- 2016年 芸術選奨文部科学大臣賞
- 2022年 第54回東海テレビ文化賞
展覧会・国際芸術祭
[編集]主な作品
[編集]美術作品
[編集]- 「PRESENT AIRPLANE」
- 「GRAND PIANO」
- 「NITO」
デザイン
[編集]パフォーマンス
[編集]アートプロジェクト
[編集]- 「HIBINO HOSPITAL」
- 「明後日朝顔プロジェクト」
- 「明後日新聞社文化事業部」
- 「種は船プロジェクト」
- 「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト」
- 「アジア代表日本」
- 「MATCH Droop PROJECT」
- 「HEART MARK VIEWING」
- 「こよみのよぶね」
監修
[編集]- 「こよみのよぶね」
- 「サッカーボールアート展」
- 「六本木アートナイト」(-2015)
- 「TURN」
- 「アートまるケット」
- 「DOORプロジェクト」
- 「東京数寄フェス」
- 「UENOYES」
著作
[編集]- 『8万文字の絵――表現することについて』PHP研究所、1997年
- 『100の指令』朝日出版社、2003年
監修
[編集]- 2005年 こよみのよぶね(岐阜)
- 2012年 第67回国民体育大会「ぎふ清流国体」第12回全国障害者スポーツ大会「ぎふ清流大会」総合プロデューサー(岐阜)
- 2013年-2015年「六本木アートナイト」アーティスティックディレクター(六本木/ 東京)
- 2014年「サッカーボールアート展」(西武渋谷/東京)
- 2014年-2015年日本財団アール・ブリュット美術館合同企画展2014-2015「TURN/陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」(みずのき美術館/ 京都、鞆の津ミュージアム/ 広島、はじまりの美術館/ 福島、藁工ミュージアム/ 高知)
- 2015年 水戸芸術館25 周年記念事業「カフェ・イン・水戸R」関連プログラム「Re MITO100」プロジェクト・ディレクター(水戸芸術館/ 茨城)
- 2015年 みんなの森 ぎふメディアコスモス開館記念事業「みんなのアート(それぞれのらしさ)」(みんなの森 ぎふメディアコスモス/岐阜)
- 2015年 アートまるケット日比野克彦ディレクション「花は色の棲家」(岐阜県美術館/ 岐阜)
- 2015年- アーツカウンシル東京主催 2020年に向けたリーディング・プロジェクト「TURNプロジェクト」(東京都美術館/東京)
- 2017年-「Diversity on the Field Project」(愛称:DOORプロジェクト)
出演
[編集]テレビ
[編集]ラジオ
[編集]関連項目
[編集]脚注
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